身体機能(突然死)心不全リスク状態症候性心不全慢性心不全かかりつけ医都道府県地域の病院脳卒中心臓病等総合支援センター心血管疾患から心不全への臨床経過のイメージStageA危険因子ありStageB虚血性心疾患左室リモデリング(左室肥大・駆出率低下)無症候性弁膜症 等脳血管疾患(脳卒中)(心臓病)随時更新中循環器病とは心臓と血管の病気のことで、具体的には心血管疾患と脳卒中のこと。どちらも命に関わる病気で、発症を自覚したり、家族の異変に気づいたりしたらすぐに救急車を呼ぶことが大切。再発を繰り返すことで弱っていく「心不全」「心不全」とは、心臓病(心臓の構造や機能の異常により生じる病気)の1つ。心臓病には他に、冠動脈疾患(虚血性疾患)、心臓弁膜症、心筋症、不整脈、先天性疾患などがある。心不全発症後は、良くなったり悪くなったりを繰り返すことで徐々に身体機能も衰えていく。発症前の「隠れ心不全」の可能性もあるので、健康診断等で定期的に検査をすることが有効。県民の死亡原因のおよそ25%が循環器病という結果が出ている。また、冬季(12~3月)の死亡増加率が25%(国土交通省「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する調査の中間報告」)と全国で最も高く、明け方の冷え込みなど本県の気候、高断熱住宅普及の課題等が指摘されている。要介護5(寝たきり)の主な原因は「循環器病」「脳卒中」は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つのタイプに分けられる。「要介護5」の認定を受ける方の28%は、循環器病が原因。生活習慣の改善などの予防が不可欠。取材協力:栃木県保健福祉部健康増進課出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000185125.pdf)(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000185125.pdf)栃木県は循環器病の年齢調整死亡率※が高く、脳卒中は全国で男性ワースト4位、女性ワースト2位、心疾患は男女ともにワースト5位、急性心筋梗塞は男性ワースト15位、女性ワースト8位、大動脈瘤及び解離は男性ワースト6位、女性ワースト4位(2015年調べ)となっている。厚生労働省から、都道府県における循環器病対策を推進するためのモデル事業実施医療機関として選定された獨協医科大学病院では、誰もが相談できる「脳卒中・心臓病等総合支援センター脳卒中相談窓口・循環器(心臓・血管)相談窓口」を開設している。※ 年齢調整死亡率 年齢構成の異なる地域間で死亡状況の比較ができるように年齢構成を調整した死亡率。厚生労働省:令和元年(2019年)国民生活基礎調査より作図心不全のStage分類【器質的心疾患への進展】 【心不全症状の発現】 【心不全治療難治化】器質的心疾患なし心不全症状なし器質的心疾患あり心不全症状なし高血圧動脈硬化性疾患糖尿病 等器質的心疾患あり心不全症状あり(既往も含む)難治性心不全心不全発症心不全の難治化慢性心不全の増悪による入院治療StageCStageD受付時間:8:00~13:00診療時間:9:00~16:30休診日:日曜・祝日・第3土曜日年末年始(12/29~1/3)開学記念日(4/23)時間経過時間経過〒321-0293栃木県下都賀郡壬生町大字北小林880 TEL.0282-86-1111(代表)https://www.dokkyomed.ac.jp/hosp-m/(モデル事業イメージ)認知症情報共有・連携患者・地域住民情報提供相談・相談支援獨協医科大学病院の医師が心臓・血管疾患・脳卒中について、図や写真を用いて詳しく説明する動画を配信中です。CHECK・脳卒中相談窓口・重症心不全・脳卒中の外科治療・超急性期の脳梗塞治療・現在の最新高度心臓治療etc.15その他39.1%(脳卒中が原因によるものも含む)高齢による衰弱連携・勉強会情報・対応手法等の提供8.9%24.0%心臓病・脳卒中予防で気をつけること□ 禁煙 □ 節酒□ 減塩 (酢、レモン、胡椒、山椒などを活用/麺の汁は飲み干さない)□ 適度な運動 (心不全悪化の症状があるときは医師の指示に従う)□ 標準体重を目標にする (標準体重=身長mの2乗×22)□ 我慢せず受診循環器病栃木県の状況悩みを抱える患者さんとその家族を支援24.7%心疾患3.3%患者さんとその家族を支える28%脳卒中心臓病
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