約2500年前にインドのブッダが開いた仏教。その教えはインドから中国、朝鮮へと渡り、日本に伝わってきたのは6世紀半ば。長い歴史の中でさまざまな宗派が生まれ、現在、日本には13宗56派の宗派が存在している。トチぺちゃ毎月表紙と文字の色、「ぺーすけ」ちゃんの季節のコスチュームを楽しみにしています。5月号の端午の節句と小さい鯉のぼりも大変良いと思いました。Tさん20毎月、編集部内でぺーすけにどんな格好させたいか、アンケートとって決めています。Tさんが楽しみにしてくれていて良かった♪弘法大師・空海により9世紀初頭に開かれた宗派。隋の時代、中国に渡った空海が、青龍寺で学んだ密教を基盤としている。平安時代から1200年以上続く真言宗には現在約50の分派がある。そのうち主な16派の総大本山である18の寺院を真言宗十八本山という。中国の禅宗五家の一つで、唐の洞山良价を開祖とする宗派。日本には鎌倉時代初期に道元により伝えられ、瑩山によって日本全国に広められた。「臨済将軍曹洞士民」という言葉があるように、臨済宗が鎌倉幕府や室町幕府など武家政権と強く結びついていたのに対して、曹洞宗は地方の武士や民衆の間で広まった。鎌倉時代初期に浄土真宗の開祖・親鸞聖人が、師である浄土宗開祖・法然聖人によって明らかにされた、浄土往生を説く真実の教えを継承し展開させた宗派。現在、主な10派の他、諸派に分かれており、宗派全体としては日本の仏教諸宗中、最も多くの寺院と信徒を擁する。中国・隋の時代に、天台大師・智顗が開いた宗派。日本には9世紀初頭に伝教大師・最澄により伝えられた。平安時代末期から鎌倉時代初めにかけて、日本仏教における各宗派の開祖たちが比叡山で学び、多くの宗派が展開していった。中国禅宗五家の一つで、唐の臨済義玄を開祖とする宗派。日本には鎌倉時代初期に栄西により伝えられた。日本最初の禅道場を建立するなど、鎌倉幕府や朝廷の庇護を受けながら、禅の教えを広めた。現在は14の宗派に分かれており、京都や神奈川、静岡、山梨などに多くの寺院がある。承安5（1175）年、法然によって開かれた宗派。「南無阿弥陀仏」を日々唱えることにより、極楽浄土へ行けるという教えを説いている。現在は、法然が半生を過ごし、最期を迎えた「知恩院」（京都市京都府）を総本山とし、日本中に広く寺院が建立されている。真言宗曹洞宗真宗（浄土真宗）天台宗臨済宗浄土宗寺院の宗派
元のページ ../index.html#20