栃木県神社仏閣

寺山観音寺

てらやまかんのんじ

栃木県神社仏閣

観音堂
天和4年建立。御本尊である秘仏・千手観音像が安置されています。
楼門
天和4年建立。1997年に「やいた建物十選」に選出されました。左右には阿形像、吽形像が祀られています。
転法輪
楼門中央に設置された「転法輪」。般若心経が刻まれています。
石の太鼓橋
橋の下では「感満ガ池」が水をたたえています。
不動明王
大日如来坐像
佐野市の天明鋳物を使用した銅製坐像。栃木県の重要文化財に指定されています。
ゆうれいの腰掛石
観音様のもとを訪れた幽霊がこの石に腰かけ、身なりを整えたと伝えられています。
寺伝七不思議にまつわる「牛石」。雷火による消失を免れた観音堂を解体し、移築先へ運んでいたところ、寺山の地で牛が動かなくなり、その地に大悲心院観音寺を建立。その場を離れない牛をいつまでもそばで仕えられるようにと観音様が石に変えたと伝えられています。
観音寺のイチョウ
樹齢350年、栃木県の天然記念物に指定されている大イチョウ（雄株）。
百観音お御砂踏み霊場
同寺御詠歌会の方々が百観音を巡拝し、各霊場の砂を少しずついただいて、この場所に納めました。霊場巡りの御利益があるとされます。

高僧・徳一上人により中興開山された県内屈指の古刹。秘仏であるご本尊と脇侍は、60年に一度開帳されます。甲子大黒天を祀っており、商売繫盛に御利益があるとされます。8～9月末にかけて可憐な花をつけるシュウカイドウの群生や、寺伝七不思議にまつわる「牛石」など、見どころの多いお寺です。